飲食店の石材カウンターは、油、調味料、飲み物が同じ場所へ何度も触れます。営業後に拭いても色が濃いままなら、表面の汚れだけでなく、石の中へ油が入っているかもしれません。強く洗う前に、乾いた時の色を見ます。
先に見るところ
- 乾いても濃いかを見る
- シミの輪郭を確かめる
- 熱い湯をかけない
表面の油と内部のシミは見え方が違う
表面に油が残っている時は、触るとべたつきがあり、中性洗剤で拭くと少しずつ薄くなります。石の中へ入った油は、乾いても色が濃く、輪郭がぼんやり広がります。濡れたままでは区別しにくいため、完全に乾いてから見ます。

何度も洗えば抜けるとは限らない
内部のシミへ食器用洗剤を繰り返し使っても、表面ばかりが荒れることがあります。油を引き出す処置は時間をかけて行うため、一度で真っ白に戻るとは限りません。石の種類や仕上げによって残り方も変わります。
油ジミは時間がたつほど輪郭が変わります
付いた直後は小さな点でも、石の中でゆっくり広がり、数日後にぼんやりした輪になることがあります。営業中に濡れている時は範囲を決めにくいため、閉店後に表面を乾かし、翌朝の色を見ると違いが分かります。油の近くにレモン汁や酢がこぼれていると、大理石ではツヤ落ちも重なります。濃い色だけに注目せず、その周りが白く曇っていないかも見ると、清掃と研磨のどちらが必要か整理できます。
熱湯と強い脱脂剤に注意
熱い湯で油を流すと、広い範囲へ回ることがあります。業務用の強い脱脂剤も、石や目地の色を変えることがあるため、目立たない所で確かめずに広く使うのは避けます。
油が集まる場所を減らす
調味料の容器や揚げ物を置く場所には、洗える受け皿を使います。閉店後は洗剤分が残らないよう水拭きし、乾いた布で仕上げます。目地のすき間に油が入っている時は、石面だけ拭いてもにじみが戻ります。
油を吸いやすい石は、乾燥に時間がかかります。洗った直後の色だけで、シミが残ったかを急いで決めません。
まとめ
油ジミは、乾いた時の色と輪郭を見ると、表面汚れか内部のシミか分けやすくなります。まずはべたつきを取り、色が残る部分をこすり過ぎないことが大切です。