新築の引渡し前に石材のキズが見つかると、「新品なのに補修でよいのか」と気になります。部分補修が向くかどうかは、キズの深さだけでなく、石の柄、位置、照明の当たり方で変わります。交換と補修のどちらが自然に納まるかを見ます。
先に見るところ
- キズの位置を見る
- 柄と色のつながりを確認
- 普段の照明で比べる
端の欠けと中央のキズでは条件が違う
壁際や目地に近い小さな欠けは、補修範囲を区切りやすい場所です。広い天板の中央にある線キズは、色が合っても光の反射で見えることがあります。どこにあるかで、仕上がりの見え方は大きく変わります。

石の筋模様が途中で切れないように直します
天然石の筋模様や人工大理石の粒柄は、補修した部分で途切れると目につきます。単色で埋めるだけでなく、周りの流れへ色を寄せ、最後に同じツヤへ整えます。近くで見る時と、少し離れた時の両方で違和感がないかを見ます。
交換と補修は仕上がり方が違います
一枚を交換するとキズはなくなりますが、天然石では新しい石の色や模様が周囲と合わないことがあります。部分補修は既存の柄を多く残せる反面、傷の位置や深さによっては、近くで見ればわずかな違いが残ります。どちらがよいかは「補修だから劣る」「交換なら必ず同じ」と単純には決まりません。普段の視線、照明、目地の位置を見て、全体として自然に納まる方法を選びます。
その場で色を塗って隠さない
ペンや塗料で白い線を隠すと、光沢が合わず、後の補修材料も付きにくくなります。キズの形が分かる状態を残しておきます。
補修後はいつもの明るさで見る
作業灯を強く当てると、わずかな凹凸や色差まで見えます。一方、普段の室内照明ではほとんど分からないこともあります。最終的には、その場所で日常的に使う照明と見る位置で確認するのが自然です。
補修前のキズへ手を加えなければ、色や深さをそのまま見られます。急いで隠さないことが判断の助けになります。
まとめ
新築の部分補修は、ただキズを埋める作業ではありません。柄のつながりと周囲のツヤまで合わせられるかを見て、交換との違いを考えます。