家具を動かしたあと、大理石の床に長い線が残ることがあります。重い家具そのものより、脚の下に入った砂や金具が床を引っかいているケースも少なくありません。まず家具を止め、同じ線を増やさないようにします。
先に見るところ
- 家具をもう一度動かさない
- 脚と床の両方を見る
- 濡らして変化を確かめる
長い線は途中で深さが変わる
家具を引いたキズは、始まりが浅く、途中で深くなることがあります。床の目地を越えた所だけ欠けていることもあります。一本の線に見えても、擦り跡、深い溝、小さな欠けが混ざっているため、端から端まで同じ方法では直せません。

脚の裏に原因が残っていないか
金属の突起、割れたフェルト、砂粒が脚の裏に残っていると、家具を戻す時に二本目の線が付きます。床だけを見るのではなく、家具の脚と移動に使った道具も確認します。持ち上げられない家具は、無理に動かしません。
家具を戻す前に脚を整えます
フェルトが付いていても、すり減って金具が出ていたり、砂が食い込んでいたりします。新しい保護材へ替える時は、脚の底をきれいにし、はみ出さない大きさを選びます。重い家具は床の上で向きを変えず、持ち上げられない場合は専用の移動具を使います。薄い毛布だけでは、下へ砂が入ると同じようにキズが付きます。補修後の床へ家具を戻す時こそ、脚の状態を見直すよい機会です。
ワックスで埋めようとしない
線の上だけへ塗ると、丸いツヤむらやべたつきが残ります。粗い研磨剤でこするのも、キズの幅を広げる原因になります。
浅いキズは濡れると薄く見える
線へ水が入ると一時的に見えにくくなり、乾くとまた白く戻ることがあります。ワックスでも同じように隠れたように見えますが、キズ自体が消えたわけではありません。補修では深さに合わせて磨き、周囲のツヤへなじませます。
家具の重さが一つの脚へ集中する場合は、保護材の厚みもそろえます。傾いた状態で戻すと別の線が付きます。
まとめ
家具移動の線キズは、床と家具の脚を一緒に見ることが大切です。まず原因を取り除き、浅い擦り跡と深い溝を分けると、余計な範囲まで触らずに済みます。