石材が綺麗にピカピカになることで起きる問題は「すべる」ということであり、光沢があるということは表面の凸凹がない・少ないことから、摩擦係数が低く滑りやすい状況となっています。こういった問題を解決するには滑り止めの施工をおすすめします。

滑りにくくするためには3つの方法があり

1・特殊溶液で化学反応を用いた「反応型」
(特殊な酸性タイプの液剤で化学反応を起こさせ、目に見えない細かい穴あなどに加工をし、すべりにくくします)
2・シート・テープ状の滑り止め「シート型」
(以前は美観を損なう事などがデメリットでしたが、今はそれらもクリアした透明タイプがあり、階段の滑り止めなどに最適です)
3・骨材入りの塗料ですべりにくくする「塗布型」
(滑り止めの機能としては非常に優れていますが、多少の素材の変化があることがデメリットです)

これらからそれぞれのシーンにあわせた滑り止めを施工します。

特に雨天の日には滑りやすくなりますし、または浴室内の洗い場などは、水を扱うため滑りやすい状況になると大きなケガにもつながります。そのような事故を起こさないためにも滑り止めをする必要性は高く、安全の配慮として使用します。

最初のうちは滑りにくかったところでも、年数がたつにつれて様々な要因で滑りやすくなってしまいます。人の出入りが多い場所は、皮脂などもぬめりの原因となるため、十分な洗浄と滑り止めが必要です。