トラックで大谷石の角を引っかけてしまったとのことで、大谷石の欠け補修のご依頼がありました。経年で致し方ないのですが、大谷石の特徴であるベージュの色ではなく、青黒味の強い色になっています。
別角度より撮影しました。写真には写りきれておりませんが、上部と下部にも引っかけた傷がありました。
別角度より撮影しました。上記の写真は、キズ場所に充填するパテ材を調合している写真です。海外から仕入れた紫外線や太陽光に対して優れた耐候性を持つ顔料を混ぜながら色作りしています。なかなか調色が難しいです。(レーキではなく、天然のものを使用)
チェーン模様も再現してから周りと馴染ませるのに、点々の模様をつけていきます。(ちなみに当社の女性スタッフが作業しています)
上記は施工完了した正面からの写真です。部分補修なのでよく見てみると分かってしまうかもしれませんが、補修した場所を知らない人は気が付かないレベルかと思います。
かなり近写の画像です。2m~3mぐらい離れてみて、景色と馴染んで違和感がなかったのでこれで完了しました。